今の体形、今の自分が好きになるおしゃれ。
「余計な体の凹凸をひろわない
素材とシルエットを
追求しました」
-横森さん-
ジョーゼット調ジャージープルオーバー

「少しゆとりのあるハイネックとV字開きが首をすっきりカバー。脱ぎ着しやすい1つボタンで、タートルなどを中に着れば一年中活躍します」(横森さん)

ジョーゼット調ジャージープルオーバー
「太もも、ふくらはぎ、O脚すべてカバー。
ワイドが苦手な方も
ぜひ試してほしい」
-横森さん-
ジョーゼット調ジャージーワイドパンツ

「太って見えるからとワイドパンツを敬遠する方がいますが、ラクな上にエレガント!脚の形も出ないし、細身のパンツよりも今風のバランスになりますよ」(横森さん)

ジョーゼット調ジャージーワイドパンツ
トップス・パンツは同じ素材。
体形が出ない厚みで透けず
汗もしわも気にならない。

「ゆったりしている分、身体が大きく見えないよう適度なハリ感とドレープが出る素材を選びました。汗やしわが気にならない合繊で、洗濯機もOK。ネット使用がおすすめです」(横森さん)




横森美奈子さん
特別インタビュー
隠したい場所は人それぞれ。大切なのは“全身バランス”です。

ハルメクの連載でお会いする読者のみなさんの悩みで、とにかく一番多いのは「体形」。でも隠したいと思うあまり、全身のバランスに目がいかない人も多いですね。もしくは痩せなきゃ、とシェイプアップを頑張る方もいらっしゃいますが、私は運動嫌いの人間ですから(笑)、「洋服でなんとかできないかしら」ってずっと思ってこの仕事をしてきました。
たとえば私は下半身が大きめ。でも細身パンツを無理にはくのではなく、あえてゆとりのあるワイドを選びます。そしてトップスもゆったりさせることで、下半身を目立たなくして“隠してる感”なく体形カバーをしています。
鏡から1.5m離れると
自分の印象が見えてくる。

そうはいってもついつい、自分がコンプレックスのある場所ばかり目に入ってしまいがち……そんなときは「鏡から1.5m離れる」ことをおすすめします。それだと鏡越しに、自分を3m向こうから見ることになる。そうすると、自分の全身に客観的印象がもてるんですよね。ちょうど、街でばったり知り合いに会ったときに認識する距離。細かいところよりもその時の全体の印象が「あ、すてきだな」って思えればOKなんです。
わかりやすい例だと、細身に見えるからといって、パンツをダークな色にして引き締めようという方がいらっしゃる。脚だけ見ればそれでいいかもしれないけど、全身だと組み合わせ次第では何だか下半身が重く見えて逆効果。それだったらいっそ白っぽいボトムを選べば、全身の印象が軽くなって、背も高くスタイルも良く見えます。
思い込みにとらわれず
おしゃれを楽しんで。
多くの人が思い込みにとらわれて、残念な服選びになっている場合が多いんです。「ワイドパンツは太って見える」って敬遠したりするけれど、私にしてみたら「もったいない!」って(笑)。下半身のコンプレックスを全て隠してくれて、ラクなうえにエレガントなのに!落ち感のある素材を選べば幅の広さも気になりません。
今回の服は、そんなバランスがよく見えるノウハウをたくさん詰め込んでデザインしました。無理しなくても、現在の体形のままで今っぽくおしゃれに見える。そんな“体形マジック”を、ぜひ体感していただきたいと思います。