ざぶざぶ洗うほどに増す、会津木綿の懐かしい肌ざわり。ホッと安心、心まで豊かに。

　ガシャン、ガシャン――。軽快な音を放つのは、福島県に伝わる会津木綿の織機。大正5年生まれの年代物です。「会津木綿は大量生産の波に飲まれ、長らく土産物店でホコリをかぶっていました。地元のいいものをもう一度、手に取ってほしい。その想いで作り始めたんです」と会津出身、社長の谷津拓郎さんは言います。織れる量は1日たった12メートル。特に（株）IIEは糸に糊を付けずに織るため技術力を要しますが、その懐かしい風合いは「肌に近い感触で、一度着たら忘れられない」と谷津さん。どこか工芸感のある色は、会津の大自然をモデルに。会津木綿の伝統の縞柄（しまがら）もアクセントに残されています。「夏は汗をよく吸い、冬は空気を含んであたたか。洗濯機で洗えるので、エプロン代わりに毎日着てほしいです」

●着用シーズン目安：通年
●シャツに重ねて外掃除や来客着にも
●立体感のある織柄で目にもやさしい
●家事に便利な大きめの前ポケット
●足さばきのいい裾スリット入り
●中央の切り替えですっきり見え
●両脇に会津木綿の伝統の「縞」入り（※1）
●洗濯機で洗えます！

■青㐂（あおき）製織所（株）IIE・社長の谷津拓郎さん
会津は社長の谷津拓郎さん。地元の伝統・会津木綿に新たな息吹をもたらしている。

※1：色によりデザインは異なります。