柄を取り入れるなら、子供っぽくならず若々しい北欧の花柄を

　北欧で夏に咲く花をモチーフにした、鮮やかな柄。デザインしたのは、自然を愛するフィンランドのデザイナー4人組です。「公園や庭に咲く野花、伝統的なハンドクラフト、デザインのアイデアやヒントはいつも暮らしの延長線上にあります。さらに配色は何パターンも考え抜き、4人のこだわりが詰まっています。あなたが一番心地よい方法で着てほしいです」（デザイナーより）

■ネイビー花柄
リネンの花のモチーフを、深めのブルーで鮮やかに。

■サックス花柄
サクラソウの柄に、伝統的なかぎ針編みの色をのせました。

■ベージュ花柄
フィンランドで夏に咲くリネンの花をモチーフに。

●きゅうくつすぎず、露出しすぎないクルーネック
●カーブしたスリットで女性らしく、スラッと見え
●シルケット加工をかけた綿100％で、すべりがよくサラッとさわやかです
●お尻にかかる丈で安心
●洗濯機で洗えます！

＼デザイナーへのインタビュー／

今回のプルオーバーの柄は、フィンランドのデザイナー4人によるライフスタイルブランド「アンナヤリーサ」が手がけました。

●自然と伝統を大切にするオストロボスニアの人々

「アンナヤリーサ」の4人が住んでいるのは、フィンランド西海岸のオストロボスニア地方。自然が豊かで、多くのクリエイターが集まる歴史ある地域でもあります。

「オストロボスニアは美意識の高い人が多く、昔ながらの伝統やハンドクラフトが大事に残されています。たとえば、海が近いので海藻でカゴを作ったり、家ごとのデザインや色でラグを織ったり。また、家に人を招いて一緒に食事をする時間も大切にし、家族や友人と人生を楽しんでいる。そんなオストロボスニアの魅力を表現していきたい、というのが私たち4人の想いです」
●生活の中から生まれる「アンナヤリーサ」のデザイン

4人はふだん、代々続く家業の農場を経営していたり、大学の先生をしていたりと、それぞれの生活を送っています。忙しい日々の中で、どのように次々と新しいデザインを生み出しているのでしょう。

「私たちは、デザインのために特別に何かを用意したりはしません。公園や庭に咲いた野花、自分で作った伝統的なハンドクラフト、大切な家族とのお茶の時間……デザインのアイデアやヒントは暮らしの延長線上にあります。いつでも自分たちの身近なところに、発見があるのです」
●北欧の豊かな色彩を１枚のTシャツに込めて、日本へ

身近なものからデザインをおこし、配色を考え、4人でブラッシュアップを繰り返して……ようやく完成します。

「今回のプルオーバーになった『ベージュ花柄』『ネイビー花柄』は、フィンランドで夏に咲くリネンの花がモチーフです。『サックス花柄』は、サクラソウの柄に、伝統的なかぎ針編みの色をのせました。ぜひ毎日着てほしい。私たちの一番のモットーは、とにかく心地よければ、どんな方法でもよいということ。何に合わせなくてはいけないとか、あまり考えすぎずに、あなたが一番心地よいスタイルで着てください」
Anna ja Liisa
アンナヤリーサ

フィンランド西海岸、オストロボスニア地方に住み、身近にある美しい自然と日々の暮らしをこよなく愛す4人のデザイナー（左からタニア、アンドレアス、エリーナ、ヨハンナ）によるライフスタイルブランド。