川邉サチコさん 美木ちがやさん母娘と作った
今の私に自信をくれるコート。

　重ねても一枚でもバランスが良いよう、襟ぐりや配色にこだわり何度も試作を重ねたセット。「特に素材の上質さは大切。どちらもツヤ感があり軽くてあたたか。正直この値段ではありえない！というほどこだわりました」（ちがやさん）

■着た瞬間、軽い！　ストレスが全くないのに品のよさも抜群です。
　「年齢を重ねると、気温や天気に敏感になりますよね。最近冬が暖かかったり、急に冷え込んだり……そんな気候にきちんと寄り添ってくれる服が大人には必要です」とちがやさん。「若い頃と違っておしゃれなだけじゃ選べない。軽くてきゅうくつ感がなく、肌ざわりの良さも大切。でも、ラクなだけじゃ楽しくない。そんな想いに応える服を届けたいと思って、作り始めました」

■よそゆき用と決めずに普段からどんどん使ってほしい。
「あと“この服はこう着なきゃ”って縛られている人って、意外と多いですよね」とサチコさんは言います。「でもおしゃれってもっと自由でいい。このコートとダウンはパーティーにも着られるくらい上質さにこだわって作りましたが、これを着て自転車に乗ったって、鞄に詰め込んで旅先に持って行ったってOK。どんなシーンでも、着ている人に自信をくれる。今の時代にはそんな一着が合っています」

■あたたかい日も、冷え込む日も。よそゆきにも、カジュアルにも。いろんな着方ができて、毎日自信をもって出かけられます。
・どんな体形や身長の方でもバランスよく自由に着回せる丈感にこだわりました。
・コートとダウンはグラデーションのような配色。寒い日は前を閉じてもバランスがいい。
・暑さを感じる日は、コートだけで。カーディガンのように軽く流行に左右されないノーカラーは、ショールなどでアレンジも。
・インナーダウン一枚でもエレガント。脱いだら小さく畳めるほどコンパクト!

■素材やつくりのよさは、大人世代の必須条件。この先何年も着られるよう、細部までこだわりました
・開けて着ても目立たず美しいスナップボタン。
・きゅうくつ感なく、首を自然とカバーする襟。ファスナーを閉じればあたたか。
・重ねても一枚ずつでも、もたつかない「薄さ」と「丈」にこだわり。低身長でも、乗り物に乗るときも◎。
・コートの袖にはスリット入りで、ダウンも薄手なので、着こなしや腕の長さに合わせて袖を折り返せる。

●コートは、ほんのり毛足のあるなめらかなウール混
●裏地なしの一枚仕立てで、端は職人が一枚一枚手でまつって丁寧に仕上げています
●ダウンは、脇の三角マチで立体的なシルエットに
●ツヤ感があり上品で、丸めてバッグに突っ込めるくらい薄くて軽い！

■川邉サチコさん（かわべ・さちこ）　トータルビューティクリエイター。
1938年生まれ。コレクションでヘアメイクとして活躍した後、広告・舞台にも活動を展開。著書や講演を通じ、女性の総合的な美しさを伝える。

■美木ちがやさん（みき・ちがや）　トータルビューティデザイナー。
1963年生まれ。ヘア・メイク・ファッションのトータルアドバイス・商品デザインなどマルチに活躍。予約制サロン「KAWABE LAB」を母・川邉サチコ氏と運営。