「今の私」の体形に合う。だからTシャツ一枚で、すっきり素敵！
こちらはドルマンスリーブです。

　Tシャツでのお出かけが増えてくる一方、「シンプルなTシャツって、私たちには着るのが難しい」という声も。そこでおすすめなのが50代からの体形をきれいに見せる、ハルメクオリジナルのオーガニックコットンTシャツ。ザブザブ洗えるから夏に向けて欠かせない一枚になりそうです。

■今どきのゆったり感とシルエットがおしゃれ！
　ドルマンスリーブやゆとりのある身ごろで、二の腕やおなかのラインを素敵にカバー。コンパクトな襟の開きや袖口の切り替えは、よれにくくきちんと見せる効果も。

■大人が着て心地よく、素敵に見えるコットンを徹底追求。
　超長綿を使用した、しなやかな肌ざわりの生地。光沢感となめらかさを生む「シルケット加工」を施すことで、肌が敏感な方の多い世代でも安心の着心地と、品よい表情を叶えました。

●ハリのある生地でおなかまわりもすっきりカバー
●前寄りの肩線の効果で腕をほっそり見せ
●カーブを描く裾のラインで女性らしい印象に
●洗濯機で洗えます！

スタッフ・大迫の着こなしのコツ

オーガニックコットンプルオーバー（ドルマンスリーブ）の
カラー別、素敵な着こなし。

教えてくれたのは
ハルメク おみせ 阪神梅田本店 スタッフ
大迫 真由美（53歳）
※2025年7月10日時点

骨格診断やカラー診断などの資格を多数持ち、その人に合った着こなしを提案する適格かつ丁寧な接客が人気。全国の阪急阪神百貨店で素晴らしい接客を行ったスタッフに送られる「金ネーム」を受賞。

※すべてMサイズ着用。身長161cm。

• オフホワイト
• ベージュ×オフホワイト
• ブラック×オフホワイト
• オフホワイト×サックスグレー
• コーラルピンク
• ロイヤルブルー

■オフホワイト

「白は何にでも合わせられる万能色である一方、実はおしゃれに着こなすのが難しい色でもあります。
シンプルすぎる着こなしにしてしまうと、部屋着のように見えてしまったり、地味でのっぺりした印象になってしまうので、明るい色・柄のアイテムと合わせて、立体感を出すことが大切です。

定番アイテムのデニムパンツをはくなら、デニムと好相性の『イエロー』の小物を合わせて元気な印象にしてみるのはいかがでしょうか。
おすすめは、バッグだけでなく同色のストールも足すこと。
たとえば夏だったらカゴバックを合わせて季節感を出したり、スカーフやブローチなどのアクセサリーを足したり…… 小物で『何か足す』コーデが、白Tシャツでおしゃれに見える近道です。
また、特にデニムなどカジュアルなボトムスを合わせるときにおすすめしたいのがTシャツにアイロンをかけること！　面倒かもしれませんが、このひと手間で清潔感が出て、着こなしの完成度がグッと上がるんです。シワのあるTシャツを着ているより、ピン！としたTシャツを着ている方が気持ちにも張り合いがでますよね。そういう意味でもぜひ、試していただきたいです。

ちょっと意外かもしれませんが、ピンクとの組み合わせもおすすめ。
ここでは、淡くやさしいピンクのデニムを合わせてみました。白の清涼感ある印象が引き立ち、甘すぎない大人のピンクコーデが完成します。
仕上げに、同系色の濃いピンクのニットを肩掛け。同じピンクでも濃淡組み合わせて取り入れることで、着こなしに立体感が出てあか抜けます」

■ベージュ×オフホワイト

「ボーダー、ストライプなど直線を使った柄はクール、かっこいいという印象がありますが、このカラーはベージュの効果でやさしいイメージですよね。肌なじみもよく、大人の女性が取り入れやすいボーダーだと思います。

ボーダーなどの柄ものには、シンプルに無地のアイテムを合わせるのがおすすめ。柄×柄はきまればすごくおしゃれに見えますが、相当計算しないと難しいんです。

一番てっとり早いのは、色のトーンを揃えること。ここでは白のボトムスに、小物類をベージュ系で合わせてみました。

色数を絞ることで着こなしに統一感が出ますし、洗練された印象になります。
ボトムスはパンツでも素敵ですが、あえてスカートに。ボーダーのもつカジュアルでユニセックスな印象に、女性らしさをプラスしました。

ボーダーの色以外のボトムスを合わせる場合、同じ系統の色を選ぶと失敗しません。
たとえば、ここではカーキのボトムスを選んでみました。ベージュもカーキもイエローベースの色ですし、あたたかみのあるアースカラーでもあるので、おしゃれでありながら、落ち着いた印象も与えます。

■ブラック×オフホワイト

「コントラストが強くハッキリしたこのボーダーは、とことんカッコよく着こなしていただきたい！
思い切って明るい色のボトムスと合わせるのも素敵ですが、ややポップな印象になってしまうので、今回はモノトーンをベースにした着こなしをご紹介します。

まずは、黒のパンツと合わせた着こなし。黒がベースのクールな上下にペーパーハット&バッグを合わせて夏らしさを加え、大人のおしゃれなマリンスタイルを意識しました。足もとはシルバーのローファーで、きちんと感をプラスしています。

逆に、白の分量を増やすと、グッとさわやかな印象になります。
シンプルで都会的な印象を出すため、ここでは小物をシルバーに統一しましたが、バッグを赤やイエローなどのビビッドな色に変えて遊び心を加えても素敵です。

■オフホワイト×サックスグレー

「上記でご紹介した2色のボーダーよりもピッチ（間隔）が細く、きれいめな表情のボーダーがこちら。実は、『色合いが素敵』と手に取る方が多い色なんです。
サックスとグレーの淡い色合いは、涼やかで清楚、そしてやわらかな印象に。肌の透明感を引き出してくれるので、清潔感ある着こなしが完成します。

サックスグレーの色味に合わせて、ライトブルーのデニムを合わせました。このようなワントーンコーデは着こなしに迷いにくいですし、統一感が出てこなれた印象になるので、ここ数年とても人気です。
さらに、Tシャツ＋デニムだけだとカジュアルな印象が強くなるので、ジャケットをプラスして大人っぽく仕上げてみました。袖を通さず、肩からフワッとかける着こなしも素敵です。『Tシャツ＋デニムだけど梅田に行けるおしゃれコーデ』を意識しました（笑）。

■コーラルピンク

「ややベージュ寄りの、上品でやわらかな大人顔のピンク。肌なじみもよく、こちらも店頭ですごく人気です。ビビッドだったり、明るすぎるピンクに比べてグッと取り入れやすいんですよね。

まず、このピンクだからこそできる着こなしをご紹介しますね。
同系色のベージュのジャケットと白のパンツを合わせました。これらのアイテム自体はややキリッとしたイメージかと思うんですが、トップスがピンクだからほどよい甘さが加わって、やさしい印象になります。私たち世代が目指す『大人かわいい』って、こういうバランスじゃないかなって思うんですよね。
バッグはベージュと同系色のブラウンでやさしい印象をプラスしました。
また、キャップとスニーカーを合わせているのは、『昼は野球観戦』という裏テーマがあるから（笑）。ジャケットを持っているから、『夜はそのままレストランやバーに行く』ことだってできます。こういう風に、シチュエーションに合わせて小物を選ぶのも楽しいですよね。

次は、ボトムス、小物をすべてベージュ系で統一した着こなし。
先ほどのさわやかなコーデと比べて、グッとやさしい印象が強くなりますよね。
9月や10月のはじめなど、『暑いけれど暦は秋……』という端境期にもおすすめの色合わせです」

■ロイヤルブルー

「目が覚めるような鮮やかなブルーは、夏にピッタリの色ですね。
このようなビビッドなカラーは、着こなしにカッコいい印象を与えてくれます。

この色のパワーを最大限に生かすなら、ボトムスは断然『白』がおすすめ！
ただし、上下が無地×無地だとシンプルすぎてしまうことも。小物で柄を足すとインパクトが出て一気におしゃれ上級者のコーデになります。
今回は、ブルー系や白など、上下のアイテムと同じトーンの色が混ざったスカーフをベルトループから垂らしました。トップスのロイヤルブルーの存在感がより強調されますし、スカーフのおかげでIラインが強調され、スタイルよく見えます。
バランスをとるために、裾は少し中に織り込んでみました」

「このオーガニックコットンプルオーバーはほどよくゆったりしたシルエットで、1枚で着ても体形が目立たず、すごくきれいに見えるんですよね。二の腕、ぽっこりおなかを気にせず、1枚でサラリとおしゃれができるのって、私たち世代にはすごく嬉しいことなんじゃないかなって思うんです。
生地もハリがあってきれいめな印象なので、Tシャツなのにきちんと感ある装いが叶うのも嬉しいポイント。ぜひいろいろなシーンで活躍させてみてください」

撮影＝タナカタイゾー