ひと粒ずつが光を放つ。
冠婚葬祭だけでなく、毎日を輝かせるパール。
頭からすっぽりかぶれる、華やかなロングタイプ。

　まるで発光しているような輝き。あこや真珠と同様に「核」を入れ、手をかけて育てられた淡水真珠は、存在感や輝きが全く違います。中でも3～4mmの小さな“ベビーパール”を一本のネックレスに仕上げました。「この小ささだからこそ、大げさではなく、身に着けた人の印象をさりげなく高めてくれるんです」真珠のプロの中川さんは語ります。「宝石類と違い削ることができない真珠は、サイズや輝きを揃えるのが難しい。中でも厳しい試験を突破したものだけを厳選しています」と中川さん。羽根のような軽さ、肌になじむ無染色の色合い……顔まわりが自然と輝いて見える。この感動はちょっとありません。「パールは冠婚葬祭のイメージがありますが、よそゆき用だけでなく、ぜひ普段使いしてほしい。10年20年先まで寄り添い、また次の世代にも受け継いでいただける逸品です」

●着用シーズン目安：通年


真珠のまち・伊勢市で
丁寧に加工制作されています。
淡水真珠の産地は主に海外ですが、加工制作は日本で丁寧に行っています。三重県伊勢市にある「OKKO真珠」では、小さな真珠に傷がつかないよう洗う際は金属ではなく木製の樽を使用。また真珠には“磨き”という作業がありますが、ここでもOKKO独自の磨き粉を使い、パールの美しいつやを引き出しています。
代表の中川智氏さんは伊勢市で生まれ育ち、真珠を扱う会社を立ち上げたプロフェッショナル。この磨き粉についてもあらゆる素材を試した結果、十年以上かけて選び抜いたもの。こうして丁寧に仕上げをされることで、真珠の輝きは格段に違ってくるのです。

OKKO株式会社
代表取締役
中川智氏さん
「OKKO真珠」は三重県伊勢市の真珠の加工・販売を行う会社。丁寧に管理された品質に、全国の百貨店や専門店から信頼が寄せられる。

真珠を洗う木の樽。「真珠は非常に繊細で、また宝石類のように削って磨くこともできません。なのでそれに使う道具にも非常に気を使っています」（OKKO・中川さん）

最後はひとつひとつ人の手で仕上げをしています。

社内にあるトルソーを使い、実際にお客さまが着用したときの様子を最終確認。


ベビーパールについて
淡水真珠の中でも、この小ささで真球に近いものはわずか。無染色で、色・形・つや全てにこだわって厳選。他の淡水真珠と並べると輝きが違うのが分かります。

品格が際立ち心が落ち着くパープル。
美しく明るい色に元気をもらえるオレンジ。
オーロラのような輝きを秘めたホワイト。
いずれも無染色、無調色の自然な色合いが魅力です。
「削ることができない真珠は、サイズや輝きを揃えるのが特に難しい。1本のネックレスにしようとすると、同じ上質さ、サイズ、そして同じ色調のものを何十個も揃える必要がある。本当に至難の業です」（OKKO・中川さん）

染色したものと違い、狙った色にならないのが無調色。でもだからこそ、華やかなのに華美にならない、天然の美しさが特徴です。1本の中では違和感なく色を揃えていますが、別の1本と比べると個体差があります。


ケース、鑑別書について
保管用のケースつき。

真珠科学研究所による真珠鑑別書つき。
「テリ」「まき」「きず」「かたち」、あらゆる角度から徹底調査。特に「テリ」は真珠科学研究所において最強の範疇と保証されたものだけを採用しています。
ネックレスに仕上げた状態で１本ずつ検査に出し、全ての珠が条件をクリアしたものでないとこの鑑別書は発行されない……という厳しいもの。1粒でも条件に満たないものがあれば、最初から作り直して再び検査へ。そうして選び抜かれたものだけをお届けしています。


【パールのお手入れについて】
・パールはご着用になったあと、やわらかい清潔な布でからぶきしてください。
　直射日光や高温多湿を避け、保管することをおすすめします。
・年数を重ね、黄ばみなどの不具合等が出た場合はクリーニング対応もしております。
　詳しくは商品と共に同梱される保証書をご覧ください。


【ベビーパールネックレス・ロング】
頭からすっぽりとかぶれる長さ。細かい細工がキラキラとまたたくアジャスターは、ハルメクのオリジナル。一番長い状態でかぶり、シリコンゴム内蔵のボールを動かすと簡単に長さが調整できます。「着ける人の事を考え、金具のストレスを極力なくす工夫をしました」（OKKO・中川さん）着けた際のうしろ姿も美しく、また、このアジャスターを前に着ければラリエットのようにもできます。

小さな星が連なったようなロングタイプ。1粒ずつの輝きが集まって、品のある華やかさに。Tシャツにブラウス、冬になったらタートルネックにも合います。
左の写真のホワイトが一番短い状態、右のパープルが一番長い状態です。